記事 NO.6240
彩2016 関東東向 寅薬師如来
2016年6月12日訪問
紫陽花の咲くころに訪れたい 浦和区文化の小経「寅薬師堂」
寅薬師の由来は、徳川広忠が鳳来寺(愛知県)本尊の薬師如来に祈願したところ、天文11年(1542年)寅年、寅刻に家康が生まれ、同時に寺の薬師堂から寅神(真達羅大将)が騒然と消えたという伝説から、鳳来寺本尊を「寅薬師」と呼んだといわれています。子授け、安産の仏として信仰されています。
ここ寅薬師堂は、高野家先祖の重兵衛が江戸時代初期に高野山からお招きし、御倉山にお堂を建て祀りましたが、昭和初期の耕地整理で岸町六間道路の用地となり、この場所へ移転しました。
薬師如来は、病気を治癒し、延命・長寿に導く仏でもありますが、『日本霊異記』に、盲目の女性が薬師如来に願掛けをし、目が見えるようになる逸話があることからも、寅薬師は特に目の病を治す仏として信仰されました。
石柱の御詠歌には「あさぼらけ とらのかしらに ゆめさめて るりのひざしを みるぞうれしき」とあります。またここは、足立十二薬師の十一番札所でもあり、寅年には御開帳されます。
(平成二十四年 浦和区文化の小径づくり推進委員会)
撮影:2016年6月12日-埼玉県 さいたま市 浦和区 岸町7-9-5 /寅薬師堂
カメラ:ニコン-Nikon D5200 ツイッター:
@2010_heihei埼玉散歩 埼玉彩発見!
セラピーフォト フォトセラピー 癒しの写真 埼玉の花 埼玉花めぐり 埼玉花散歩 花の国彩の国

(C)heihei's studio 2010
へいへいのスタジオ2010