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ねずみとねこ

記事 NO.7774    彩2021 両国歴史散歩

2021年11月7日訪問
両国回向院(東京都)

猫塚
鼠の隣の猫

鼠小僧の墓と猫塚

鼠小僧の墓の横には猫塚があります

両国回向院 猫の恩返し(猫塚)

実在した猫の墓で
ガラスケースに収められています

両国回向院 猫の恩返し(猫塚)説明板
両国物語
Tomb of the faithful cat
猫の恩返し(猫塚) [30]

 猫をたいへんかわいがっていた魚屋が、病気で商売ができなくなり、生活が困窮してしまいます。すると猫が、どこからともなく二両のお金をくわえてき、魚屋を助けます。
 ある日、猫は姿を消し戻ってきません。ある商家で、二両くわえて逃げようとしたところを見つかり、奉公人に殴り殺されたのです。
 それを知った魚屋は、商家の主人 に事情を話したところ、主人も猫の恩に感銘を受け、魚屋とともにその遺体を回向院に葬りました。
 江戸時代のいくつかの本に紹介されている話ですが、本によって人名や地名の設定が違つています。江戸っ子の間に広まった昔話ですが、実在した猫の墓として貴重な文化財の一つに挙げられます。


両国回向院 猫塚
木下伊之助

両国回向院 猫塚 細川

施主名が「細川」と彫られています

両国回向院 鼠小僧の墓左側 細川仁三

鼠小僧の墓石左側に彫られた「細川仁三」と関係があるのでしょうか?



両国回向院 猫

回向院は まさに動物供養の先駆けの寺院です

両国回向院 犬猫供養塔

江戸時代末期の浮世絵師 歌川国芳は
無類の猫好きとしても知られ
常に数匹 時に十数匹の猫を飼い懐に猫を抱いて
作画していたと伝えられています(Wikipedia)

▽番付 画の方 青丸「歌川国芳」
山東京伝 京山 歌川国芳 宮武外骨 番付
(国立国会図書館ウェブサイトより) 丸印は加工

内弟子の芳宗によると 亡くなった猫はすぐに回向院に葬られ
家には猫の仏壇があり 死んだ猫の戒名が書いた位牌が飾られ
猫の過去帳まであったといいます(Wikipedia)

朧月猫草紙 山東京山著 歌川国芳画
(国立国会図書館ウェブサイトより)

△猫を擬人化した作品 山東京山著 歌川国芳画 
『朧月猫草帋(おぼろづきねこのそうし)』 の口絵




両国回向院
両国回向院

東京都 墨田区 両国2-8-10
Qrcode両国回向院
(Mapion地図にアクセス)


撮影:2021年11月7日
カメラ:ニコン-Nikon D7500

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テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

 鼠小僧のお墓の横ににゃんこのお墓ですか。
 これは江戸っ子のしゃれっ気というべき物なんでしょうか?
 国芳の画集は私も持ってますが、猫尽くしのシリーズとか面白いですよね。

Re: No title

> まっちゃんさん

江戸っ子は、しゃれっ気たっぷりですね。

「国芳の猫尽くしシリーズ」もしゃれっ気にあふれています。
絵から当時の人たちに何を伝えているのか、また現在の私たちへのメッセージを読み解くのも面白いと思います。

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